マクガイバーリング
緊急時に、その辺にある材料で、必要とされる道具類をDIYする事を、アメリカではマクガイバーリング、と言うそうな。
ドラマの『冒険野郎マクガイバー』から来た言葉だそう。…タイトルは覚えてるけど、どんなドラマだっけ?
あ、リメイクされてるんだね。
因みに、うちでは親父の権限でAチームはよく見てた。
世の中コロナのせいで、医療物資の不足など深刻ですが、アメリカで防護エプロンとか無いぞ!って時に、手術室で使うカバー?リネン?の素材がマスクに良いじゃないか!と気づいたとある方、だけど医療従事者にはそれで自作してる暇はない。
なので、ボランティアさんが病院にあるその素材で、マスクや防護ガウンを製作しているんだとか…
こういうボランティア良いな!
あと、ネット記事で読んだけど、中国の人から見たら、日本人が布マスクを多くの人が自作して付けてるのは凄い!って。
あんまり日本持ち上げる記事ばっかり書くのはやめようよ、とも思わないでもない訳だが。
日本ヨイショばっかりしてると、本当に危機感を感じない人が増えてるから!
と、言いつつも。
なんかね、中国の学校には家庭科が無くて、裁縫の基礎なんか親に習わないと知らないらしいのね。
先日、Twitterでお話している方が、こういう時にミシンが売れるってのは、少なくとも学校でミシンを使った事が有るからだろう、と言ってたんですよ。
五十代になってのこの騒ぎ、義務教育でやったとかのちょっとしたミシン経験くらいで、ミシン買うかな〜と思ってたんだけど。
色々考え方が間違ってた。
Twitterの方の考えも合ってたし、あと自分の勘違い。自分の中では、ミシンって高額商品な訳ですが。
今時、そういえば下手したら1万有ればそこそこの機能のミシン(それでも電子ミシンですよ)が買えちゃうんだったよ!と。
1万のミシンでも台数が多けりゃ、そりゃ売上増えるんだわ。
雑巾とか入園入学グッズも、今時は100均で買えちゃうから、お家で作らないって聞いてたし。
マスクの為にミシン買うかな〜と思ったのと、ミシンって普段使ってないと、あの立体型にしろ、プリーツ型にしろ、まともに縫えないけどな〜と。
あと、最大の理由は、年一くらいであった裁縫の実習で、家で誰かに縫ってもらい、学校に持ってきていた同級生が結構居た事。
もちろん真面目に学校の授業中にもカタカタ縫ってる子も多かったけど、全員分のミシンがある訳でもなかったから、縫ったの持ってきて順番待ってるフリしてた子らが結構いたんだよ。
なので、そういう子たちだとマスクが無いから、ミシン買って作るってなるかなぁ、と。(変な所で人間不信)
まあ、他にもバブル時代の影響で、若かりし頃に手作り(そう、ハンドメイドではない)なんて、ダサいキモいと言われた事もあったし。
当時は編物、レース、パッチワークにどハマりしていた。
自分の価値観を極否定されたようで、アレはしばらくトラウマだったわ。
そんなこんなで、結構価値観が歪んでいた事に気付いた。
先ほどの、マクガイバーリングではないですが、日本の布マスクだけでなく、色んな自作して医療従事者を助けている人たちも多いそうで。
飛沫感染防止用のアクリルボックスを、お医者さんの兄弟に言われて自作した方、
マスクだけでなく、フェイスシールドをクリアファイルで作ろう!と考えた方、
あと何だっけ建材で、防護ガウンとほぼ同じ素材があるからそれを建築屋さんが一枚ずつ寄付したら相当のガウンが作れる、とか、
先ほどのアクリルボックスとかPCR検査なんかでも使えそうだけど、そういうのも頑張って作るから連絡くれって会社とか、普段医療業とは関係ない業界からの提案なんかも多くて。
日本の物作りって、ほとんど外国に流れちゃってるんだと思ってたけど、民間の皆さん凄いよ!
日本、素敵な所もやっぱり多い国だ。