この〜木何の木
沖縄ではこの時期よく見ることができますが、みなさん何かわかります?
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コレ、トックリキワタという木の実が熟した状態です。
名前のとおり、ワタがモコモコ。
南米原産らしく、移民に行った人々が持ち帰ったとかなんとか聞きます。別名ブラジルサクラ。
あちらには桜の木が無かったので、移民した人々がこの木の花を桜に見立てたのだそう。
いや〜、これが沖縄の街路樹として結構植えられているのだけれど、意外と面倒くさい木なんですよ(ー ー;)。
まず、結構な巨木に育つ。
その上、幹にはビッシリとトゲ。
花が咲くとピンクで綺麗なのですが
この花が肉厚で落ちるとそこで腐って積もり、歩く人の足を滑らせる。大抵雨季に花が咲くのもまたマズイ。
お陰で那覇市内でコレが植えられている沿道に事務所があった時、2日ばかり道掃除しなかったら那覇市役所から掃除しろって電話が来た…💧
そしてこのワタが、雨にあたっては地面にへばり付き、乾いては飛び回り…
私の記憶の中では余りありがたくない木だったりします。
織物趣味の私なので、糸にできるなら私も文句言わずに、むしろ回収したい方向なのですが、どうやら紡ぐのには向かないワタらしく。どちらかというとパンヤ、詰め物向けのワタだそうです。
糸にできたなら、私のイヤんな記憶も修正できたかもしれなかったのに。残念。